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人の体を支えているのは、当然骨格、「骨」ですが、人は、なんと大小約200もの沢山の骨で構成されております。 骨は、体を支え、筋肉を動かし、また、脳や肺、内臓等を保護する役割があることは勿論ですが、実はそれ以外に2つの大きな役割があります。ご存知の方もみえるかもしれませんが、
1.カルシウムを貯蔵する働き
2.血液をつくる働きです。
今回は、1.のカルシウムに関連して、骨の健康を考えてみたいと思います。 骨が弱くなると怖いのは骨折です。寝たきり高齢者の原因の第一は脳卒中ですが、第二は、実は骨折なのです。では強い骨とは・・・単純な言い方をすれば、カルシウムをたっぷり含んだ密度の濃い骨といえます。その反対にもろい骨は、皆様も言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、密度が薄くなった、いわゆる「骨粗鬆症;コツソショウショウ」という状態です。
骨粗鬆症の診断に使用する骨密度測定は比較的簡単にでき、様々な方法がありますが、海南病院では、検診部門では超音波を用いて足のかかとで測定しますし、放射線技術部門では、X線を用いて腕で測定しております。その測定値を、若年成人(20〜44歳)平均値と比較して80%以上あれば正常、70〜79%は骨量減少、70%未満であれば、骨粗鬆症とされています。
では、どうして骨はもろくなるのでしょうか。人の体では、30歳くらいまでは骨量が増加しますが、40歳になると加齢に伴い、骨を造る(骨芽細胞の働き)量よりも、骨を溶かす(破骨細胞の働き)量が多くなることと、また、女性の場合、閉経後は骨の形成を促す女性ホルモンが少なくなり、骨がもろくなりやすくなります。腸からのカルシウムの吸収も若い頃の約半分の吸収率となってしまいます。また、最近では、歩いたり運動したりする量が少なくなり、骨形成が少なくなっているとも言われています。
そこで、少しでも健康な骨をつくるために、まずはカルシウムを充分取ることです。特に牛乳やチーズ等の乳製品、野菜や小魚、大豆製品等に多く含まれています。吸収率が落ちることに対しては、ビタミンDが重要です。適度な日光浴も有効です。また、全てのことに言えますが、運動の大切さ、特にウォーキングが有効です。
皆様も、ご心配な方は、検診等で骨密度測定でチェックをされ、健康な骨づくりをされ、健やかな毎日を送られることを願っております。
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