救急医療のお話

 最近、特に医療関係で、新聞・テレビ等メディアを賑わせていることがらに、お産の診療体制や救急医療の問題があります。今回は、現在の社会状況も鑑み、救急医療のお話しを取り上げさせていただきます。
 当院は、愛知県より、周産期母子医療センターの指定や四肢再接着、脳卒中、心筋梗塞等の救急センター病院として指定されており、救急センター(通称海南ER)では多くの患者さんの受け入れを行っております。地域の皆様が安心して日々を送るために、やはり救急医療はかかせません。長年にわたり、力を注いでまいりましたし、集中治療部、救急部の充実により確実に成果をあげておりますが、地域の医療提供体制の事情により、患者さんの集中がおこり、ベッドの空きがなく、やむなく受け入れができない場合が生じていることも事実であります。地域医療に携わる責任者として誠に申し訳なく思うと同時に、今後のあり方に関し、現在、関係諸団体と協議を重ねており、早急に課題解決に努力いたしたいと考えております。
 海南病院では、19年度約30,000人の救急患者さんを受け入れ、救急車に関しては約5,600台の受け入れをしてまいりました。平均しますと、おおよそ1日に82名の救急患者さん、15台の救急車を受け入れている計算となります。さらに、救急要請は、年々数の増加傾向をみておりまして、救急隊や行政、医師会のかかりつけ医の先生方とのより緊密な連携体制がさらに必要になってきているかと思います。
 そのような中、いかに上手に救急にかかるか・・・ということとして、津島保健所の広報にも掲載されるかと思いますが、
 1.かかりつけ医への相談
 2.愛知県救急医療情報センター(24時間365日体制で、受診可能な医療機関の電話案内を行ってくれています:рO52−263−1133)
 3.愛知県救急医療情報システム(インターネットで受診可能な医療機関を検索できます:ホームページアドレス http://www.qq.pref.aichi.jp/)
 4.愛知県小児救急電話相談(愛知県では県医師会に委託し、土曜日と休日の夜間、午後7時から午後11時までに救急電話相談を行ってくれています:п@#8000)等の、各種相談窓口もご利用いただき、安心、安全な地域医療を考えていただければと思います。
 海南病院が地域において担うべき役割はますます多くなっておりますが、皆様のご意見、地域ニーズをしっかりと受け止め、今後も努力してまいります。