病気を予防するために

日々の暮らしの中で、健康な生活を送ることは病気を予防することが大切ですが、実際なかなか 難しいものです。医療の分野でも、予防医学の重要性はさらに注目され、がん対策、生活習慣病対策など、様々な予防のための方策が考えられるようになりました。  特に、この4月から開始されました特定健診という健康審査では、別名メタボ健診といっても過言ではなく、話題になっております「メタボリックシンドローム」に着目した健診内容となっております。このコーナーでも以前取り上げましたが、特に多くの方々が要注意としてデータ異常が予想されるコレステロール関連について、再度お話をさせていただこうかと思います。  2007年に、高脂血症から脂質異常症と改められ、新しいガイドラインも作成されました。
一般的に、基準として血液検査の数値で、
@ LDL(悪玉)コレステロール・・・140r/?以上
A HDL(善玉)コレステロール・・・40r/?未満
B 中性脂肪・・・150r/?以上
このうち一つでも該当すれば脂質異常症と診断され、要注意と判断されます。メタボリックシンドロームとあわせて考えますと、動脈硬化の重要因子と考えられます。
この場合、やはり生活習慣の改善が大切なことでしょう。すでに言い古されたことですが、やはり三本柱は禁煙すること・食生活を考えること・適度な運動をすることとなります。食生活は適切なエネルギー摂取であり、多すぎても少なすぎてもよくないと言われていますが、適正カロリーの計算方法として、標準体重(身長(m)×身長(m)×22)×25〜30kcalの計算値を目安にしていただければいいかと思います。
適度な運動は、特別な道具もいらずお金もかからないウォーキングがおすすめです。特に、これから新緑の中のウォーキングは、ストレスの解消・肥満の改善・筋肉の増強・全身の血流のバランスの改善・ホルモンのバランスが良好になるなど、よい効果が期待できます。私も最近の運動不足から、お気に入りのスニーカーを履き、時間は少し短いですが早朝出勤前に15分程度歩くことにしています。別に朝でなくても、昼や夜でもそれぞれ効果があると言われています。注意点は、朝の場合は身体が起きて間もないので、少し準備運動をすることと、夜のうちに血液が若干濃くなっているので水分補給を行ってください。昼の場合は、仕事のある方はなかなか時間がとりづらいと思いますが、夏場は日射病の危険に注意してください。夜の場合は、特に肥満改善の効果が高いと言われています。ただし、視界が悪いこともありますので、くれぐれも車などには注意してください。ウォーキングを効果的にするために、歩幅を少し広くし姿勢よく、やや早歩きが理想といえるでしょう。三日坊主にならないよう頑張りましょう。
健康な毎日は予防から。海南病院でも、予防に関する情報を今年度はたくさん出していきたいと考えております。また、かかりつけ医や地域の保健センターでも様々な情報を教えていただけると思いますので、不安な点はご相談いただき解決して、安心な毎日を過ごされることをお祈り申し上げます。